雑感その1

 最近の日韓関係は憂慮すべきものです。

 これは韓国の首脳陣の反日扇動によるものと考えるのが妥当でしょう。彼らは頻繁に1910〜1945年の大日本帝国による支配を槍玉に挙げて日本の「失政」を喧伝しているのは周知の通りです。そしてこれを外交の道具として使っている様は隣国として見栄えの良いものではございません。

 その上、現大統領は経済政策に失敗し、歴代大統領の通例(?)に従って涜職疑惑まで持ち上がっているとされています。我が国ではこのような醜態を晒せば内外から非難が噴出して政権は自壊することが多いですが、韓国ではそのようなものには疎いとされています。歴代大統領の全てが逮捕ないし暗殺の憂き目にあっているのは国の構造として致し方ないものです。現大統領も彼らと同じ命運を辿る可能性は高いと言わざるを得ません。内政に窮した時に国民の支持を取り付けるために反日推進政策を取っているのは明らかなことでしょう。

 しかし、我が国は戦前の朝鮮等の支配を韓国に必要以上に配慮して汚らわしい過去として解釈すべきものではないと私は思います。

 これは末期の李氏朝鮮云々のものを調べればすぐにでてくるものですが、日本による併合直前の朝鮮は現代の韓国の主張するものとは程遠いものでした。具体的な例を挙げると、韓流歴史ドラマなどはほぼ捏造である可能性が非常に高いということですね。中国という宗主国に束縛されていたからという事が原因のかなりの部分を占めていますが、何処かの国に助けを求めなければ国、ひいては朝鮮半島の崩壊は避けられないものでした。

 当時日本は明治維新を経て欧米列強と競合を行っていましたね。東アジアにも欧米列強が進出してくるに従って、日本は国土侵略の危機に立たされました。この時に隣国が弱体であればそこに付け入るという事を往々にして侵略する側は行うものです。そこで朝鮮半島を強化するために内政干渉を行った訳ですね。しかしそれでも弱体だった、このような理由で朝鮮の独立は失われたと考えるのが妥当でしょう。

 これはあまり知られていないかもしれませんが、日本は朝鮮経営においては赤字だったのです。日本の占領地政策は内地延長主義などと呼ばれ、日本人が入植して各種インフラを整えていく事が殆どだったとされています。当然、現地での日本人の優位があり、現地人の地位向上はすぐには行われませんでしたが、この程度の格差は当時の列強の植民地経営に比べればまだまし、というべきものです。

 戦前、そして戦中の日本の占領政策は過酷なものも多々あったことは事実ですが、これらを考え無しに否定することは我々の先人の「国を守る」という思いを否定することにつながるのではないかと思えてなりません。

 相手国の責任のなすり付けは常套手段とみて呆れることは致し方ないことですが、戦前戦中の日本軍の行為を貶めている主張は仮に筋が通っていたとしても、日韓政府それぞれの主張のどちらかに阿るのではなく、もう少し色々と調べる機会を設けた方が良いのではないかと思います。

 ここまで長々と書き連ねてしまいましたが、私が一つだけお伝えしたいことは、

「戦後教育で国史を紐解くという作業が軽視されている分、祖国の歩み、すなわち我々の祖先が今まで何をしてきたのかを(右翼化しない範囲で)よく知っておく必要があるのではないか」

ということです。